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愛のカーテンコールを リサ・クレイパス

MYレビュー【リサ・クレイパス作品】を連載しています。
今日の作品は

愛のカーテンコールを(ライムブックス)
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まずは未読の方、ご注意を。
この作品はキャピタルシアターシリーズの第2作になります。
第1作は「ときめきの喝采」。
第2作のほうが先に邦訳、出版されてしまったのですが
必ずシリーズ1、2の順で読んだほうがおもしろいです。

前作「ときめきの喝采」に登場の大俳優ローガン・スコットがヒーローです。

ときめきの喝采(ライムブックス) (ライムブックス ク 1-18)
ときめきの喝采(ライムブックス) (ライムブックス ク 1-18)リサ・クレイパス 平林祥

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劇場経営一筋、芝居がすべての稀代の名優、恋愛なんて・・・という感じ。
前作では劇場のためにヒロインに便宜結婚を申し込んだりと、本当に
「恋に悩める男」のイメージがまったく湧かない
なんというか「たか~い舞台の上の、芝居の中のク~ルな男」でしたが

はい、本作では、もうなんといったらいいか。
恋に悶え苦しんでいた(笑)。


心に傷を持ち、鎧で身を固めていた男の愛への目覚め。
この辺のメロメロ、変身、溶解ぶりはクレイパスならではの筆力。
で、で、で・・・それがふたたび裏切られた!ときの
絶望感と怒り、痛み。上手い上手い!
この辺がお話の中盤ですが、ここからの展開も上手くて、あっという間に
読み終わってしまいます。
ヒロインのひたむきさといい、複雑なヒーロー像といい
まさにロマンス小説の鏡。
ひとひねり、ふたひねり、恋の葛藤満載です。


で、今日も敢えて言う。
クレイパス作品のなところ

肝心かなめの設定に迫力がないというか、ちょっと違和感があるところはというと

問題のヒロインの裏切りに関して

ヒロインはある計画を持って、見ず知らずのヒーローに近づく。
あらすじで大っぴらに紹介されているので実は内容(計画)は読む前からわかっているのですが・・・
なんと短絡的な・・・。うそでしょ??という計画。
(この設定のおかげで最初ヒロインに共感できなかった)

歳離れた婚約者との結婚から逃げるためには
スキャンダルにまみれて堕落するしかないというのが
ヒロイン・マデリンの計画・・・。

自分はその計画に利用されたんだ!とヒーローは激怒するんだけど、
なんていうか・・・あほらし・・・。

だって、だって、お話の中では
「計画」なんてそっちのけでふたりともはじめから恋にまっしぐら~なんですからね。
「魂胆を持って近づいた」といっても、とってつけたような(笑)。
何されたって許しちゃう!という感じでしたので・・・「裏切り」は
できたらもっと深刻な?設定がよかった・・・。

まっ、その辺の唐突さ、甘さはあまり突っ込まないで、
素直にヒーローの「裏切られた痛み」に同情しさえすれば
とっても、とっても素敵なお話です。

「ローガン、あなたにはわたしが、わたしにはあなたがいるじゃない。」

愛を恐れる孤独なヒーローをつつみこむヒロインの愛。
ラブラブなクレイパス作品は読後感がほんわかあったかい。



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  1. 2010/07/07(水) 00:19:31|
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ときめきの喝采 リサ・クレイパス

MYレビュー【リサ・クレイパス作品】を連載しています。

ときめきの喝采(ライムブックス) (ライムブックス ク 1-18)
ときめきの喝采(ライムブックス) (ライムブックス ク 1-18)リサ・クレイパス 平林祥

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キャピタルシアターシリーズの第1作


この作品の主要登場人物のローガン・スコットがヒーローとなるのが第2作
愛のカーテンコールを(ライムブックス)
愛のカーテンコールを(ライムブックス)リサ・クレイパス 平林祥

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未読の方、ご注意を。
第2作「愛のカーテンコールを」のほうが先に邦訳、出版されてしまったのですが
必ずシリーズ1、2の順で読んだほうがおもしろい。

第2作「愛のカーテンコールを」で
幸せな公爵夫人ぶりを発揮していたジュリア。
劇場の共同経営者がスコットとジュリアのご主人であるデイモン公爵とは
なにやら、びみょ~な関係・・・
その馴れ初めというか、ジュリア&デイモンの恋を描いたのが
この第1作「ときめきの喝采」です。

「私たちって趣味が全く正反対」というふたり。
ヒロインは成功した女優、ヒーローは公爵の跡取り息子
人気女優といえど、階級社会では認められない存在。

愛は妥協かつ、女性の自立という
ヒストリカルロマンスにしては現実的、現代的なテーマ。

ジュリアのイメージが第2作とはかなり違う。
(劇場の経営者にして、稀代の名優ローガン・スコットのイメージだって全然違う・・・。)

相手の顔も知らないまま、公爵家の跡継ぎと幼くして結婚させられたジュリア。
そんなヒロインは、17歳で家を飛び出し女優の道を目指しました。
やがて英国一とたたえられる劇場の看板女優に成長したジュリア。
そして、公演への寄付を募るパーティーで、偶然にも結婚相手のサヴェージ卿と再会。

英国一と言われる華やかなキャピタル劇場を舞台に、看板女優ジュリアの夢と恋のゆくえは・・・
女優をとるか、愛をとるかという、女性の自立と結婚というテーマを扱った作品。

両親との和解、デイモン、ウィリアム兄弟のやりとり、
俳優、同業同士としてのスコットとジュリアのやりとり、
親友でもある女優アーリスの恋
どれも悪くないけど・・・。
ただロマンスの盛り上がり、展開としては、盛り込みすぎで
本筋のふたりの恋の盛り上がりがいまひとつ。
意外性や熱々度はふつーということで
★★☆☆☆

ロマンスですからラストはハッピーエンドですが
正直このふたり、このあとどうなるのかなあ・・・と
一冊だけでは物足りないエンディング。

だからこそ、次作「愛のカーテンコールを」でのふたりのラブラブぶりが微笑ましい。

あっちち!!熱!という激情のロマンスではないのですが
第2作を堪能するためにもその前章という意味で必読でしょう。




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  1. 2010/07/05(月) 00:20:52|
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憎しみもなにもかも  リサ・クレイパス

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ということで、MYレビュー【リサ・クレイパス作品】を連載しています。

憎しみもなにもかも (ライムブックス ク 1-10)
憎しみもなにもかも (ライムブックス ク 1-10)平林 祥

おすすめ平均
starsシリーズの中で一番好き!
starsロス卿のツンデレぶりを堪能
stars男40歳、女28歳の大人の恋
stars素敵過ぎです!!!
stars微妙です・・・

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ボウストリートシリーズ第2話
第1話でも思いっきりカッコよかった、仕事一筋で渋い大人の男、
ボウストリートの修道士とあだ名される治安判事ロス卿がヒーロー。
ヒロインは、彼のもとを訪ね、補佐官にしてくれと頼む没落貴族の令嬢ソフィア。

で~~~

ロス卿ファンには衝撃的な一節から始まったこの第2話。
レビューからもわかるようにファンのお気に入り度は大変高い作品です。

厳粛な顔で面接している時からヒロイン、ソフィアに
ムラムラきてしまったヒーロー・・・(おいおい)。
それを悟られまいとますます仏頂面したり、冷たくしたり、
仕事に没頭!のふりをしたり。
治安判事に就任して以来、初めて理性を忘れ、自らの欲望を選んで
ソフィアを雇ってしまう。
ああ、あの第1話のクールなロス卿はどこにいっちゃったのか。
40男の面目なし~。いけ~!突っ走れ!恋はこうでなくっちゃね!
修道士?誰のこと?という熱さは、本当に止まらない、やめられない。
読んでいるほうも一気読みです。

で、今回も敢えて

クレイパス作品のなところ

肝心かなめの設定に迫力がないというか、ちょっと違和感があるところはというと

「あの~お?ヒロインの復讐というのはなんだったんでしょうかね?」

「憎しみもなにもかも」なんて、たいそうなタイトルがつているもので
思いっきり期待して読むと、ガクッ。
ヒロインよ、貴女ちょっとわけわからなくない?復讐はどこへ行ったの?
「彼を誘惑し、破壊へ導くはずの計画・・・」という強い決意をもって近づいたはずが
18章あるおはなしの1章目で、すでにヒロイン陥落気味。
おまけに彼女の過去の恋人云々のくだり、実話だったとしたら(実話なんですが)
ちょっとイメージがしっくりこない。
当時だって当然復讐を胸に秘めていたはずなのに
どうしようもない男に結婚をえさにフラフラ~なんて。どうなんでしょ。

それにさ、最初のころのヒーローへの態度は
ぜ~んぶ誘惑のための演技だったわけでしょ。
だとしたらすっごい女優、悪女だねえ。手料理で釣るわ、
「あなたは素晴らしく魅力的よ」なんて言いよってみたり・・・
彼女の一挙手一投足にあたふたしているロス卿が哀れ
・・・ヒロインてば、いやな女?!

だ・か・ら・・・
このお話はそう読んではいけないのです。

ヒロインはヒーローの素晴らしさに早々に
ラブラブモードに突入してしまうということで
読者も早々に復讐のことは忘れましょう。
そもそも復讐なんて必要ないんだから。
そう、このお話は復讐劇ではなく

メロメロヒーローの物語

そう割り切って読めば、欲望に悶える?!ヒーローのあわてぶりは本当に面白い。
部下のグラント(第1話のヒーロー)に八つ当たりするは、グラントも大変です。

ちなみにオリジナルタイトルは「Lady Sophia's Lover」
な~んだ、もともと復讐の話じゃないじゃない。
ロス卿の恋物語なのよ。







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  1. 2010/06/15(火) 23:06:05|
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想いあふれて  リサ・クレイパス

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想いあふれて (ライムブックス)
想いあふれて (ライムブックス)平林 祥

おすすめ平均
starsボウ・ストリート・シリーズ第1作!
starsさすがのクレイパス!
starsおもしろかったです。
stars良作!
stars記憶喪失の裏にある真実

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父親の事業失敗をきっかけに一家離散、弟の死を経験し
愛情を信じなくなった孤独なヒーロー、グラントと、
テムズ川で溺死の状態で見つけられ、記憶喪失となっている
高級娼婦のヒロイン、ヴィヴィアンの話。
2m近い体躯を持つ大男の甘い恋~~~

まあ一般のレベルからいえばとっても良作、お勧めの作品間違いなしです。
が、敢えて辛口でいって★★★☆☆

クレイパス作品のなところ

肝心かなめの設定に迫力がないというか、ちょっと違和感があるところ

このお話も、

ヒーローの復讐がテーマなんですが・・・

過去に身に覚えのない噂を流されて屈辱を受けた・・・というだけの理由で
復讐を目的に瀕死のヒロインを家に連れて帰る。 で、目を覚ました彼女は
自分の事を思い出せないほどの記憶喪失。その思いやりと優しさ、
知性を感じさせる言動にヒーローはとまどいながらも
強烈に惹かれてしまうという展開なんです。

が、

伝説の捕り手として、その名を馳せた社交界の寵児がですよ、
勇敢かつ公明正大な正義の味方がですよ、
みなの尊敬を一身に受けている彼がですよ、

娼婦に自尊心を傷つけられた

本気で、冷酷にも復讐を考えますかね・・・。どうもしっくりこない。
グラントはそんな男じゃないよ~!!!と叫んでしまう。

ほんと、肝心かなめなところでかなりの飛躍が・・・
ああ、それから肝心の「ヒロイン=娼婦」に関しての種明かしも
なんか納得できないな~。
その辺に目をつぶって、なんかよっぽどひどい別の理由を
勝手に創作して(?!)読めば、大変面白いお話です(笑)。

余談ですが、シリーズ第2作のヒーロー、ロス卿が上司として登場します。
これがかっこいいのよね!
若くして愛妻に先立たれた影のある男。
多くの部下に慕われ、政治的駆け引きにも秀でた実力者。
禁欲的で、仕事一筋のロス卿のあだ名は「ボウストリートの修道士」!!
抑制されたその姿は、かっこいいフェロモン出しまくりです。

肝心の次作「憎しみもなにもかも」ではこのイメージが完全に覆されてしまうので(笑)
今のうちにそのカッコ良さを存分に味わっておいてください。






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  1. 2010/06/11(金) 20:18:16|
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ふいにあなたが舞い降りて  リサ・クレイパス

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ふいにあなたが舞い降りて (ライムブックス)
ふいにあなたが舞い降りて (ライムブックス)Lisa Kleypas

おすすめ平均
starsヒストリカルである必要があるの?
starsホットなロマンスです!
stars自分に重なるヒロインの素敵な恋!
stars特別な意外性は無いけど面白いロマンス
starsどれを読んでもアタリ!

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面白いというか、とっぴな設定で・・・でもそれがなかなか大変いい。不自然じゃなくて、すんなり、いや、ぐいぐい話に引き込まれてしまいます。最後は決別から復縁というある意味定番の展開ですが、それがまたいい感じ。この種の展開の中でも◎ですね。最近のロマンスものはやたらホットなシーンが多いのが鼻につくこともあるのですが、余計!と思わずに読めるのもクレイパス作品のいいところ。小説だと登場人物の外見は想像するしかないのですが、いわゆる「美人」じゃないヒロインにべたぼれヒーローの熱々ぶり。このお話、最後の最後でわかりますが年下ヒーローもの。ヒーローを通して語られるヒロインは「太め~」どころか、読み終わるころにはなんだか絶世の美女のような気がします(笑)。いや、うらやましい。★★★★★





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  1. 2010/06/10(木) 20:11:34|
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悲しいほどときめいて リサ・クレイパス

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ということで、MYレビュー【リサ・クレイパス作品】を連載予定です。

悲しいほどときめいて (ライムブックス)
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starsおもしろい!!
stars徐々に懐柔されるヒーロー
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starsボウ・ストリートの捕り手
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ボウストリート3部作の最終話。
リサの日本デビュー作(シリーズものの最終話から邦訳という、
めちゃめちゃのお披露目)。
第2話「憎しみもなにもかも」のヒロイン、ソフィアの弟がヒーロー(ニック)。
「便宜結婚もの」ですが、そもそもあのニックが・・・こんな提案を・・・と
イメージが合わないところ多々あり。
前作の印象が大変強いので、続きで読むとプロローグの設定は意外でした。
かえって単独で読んだ時のほうが作品全体のイメージは良いかも。
ウェストクリフ伯爵ファンの方(私ですが)は必読です。★★★☆☆




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  1. 2010/06/09(水) 22:06:24|
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